開催した講座の様子

令和5年度 4月 5月

D01 総合的な学習の時間研修講座

 5月29日(月),30日(火)に標記講座が開催され,県内の小学校・中学校・特別支援学校から10名の先生方が参加しました。
【講座の内容】
 5月29日 1.講義   「総合的な学習の時間の役割」
  2.講話   「置かれた場所で、夢を叶える方法~思いのチカラ・行動のチカラ~」
             有限会社リンゴミュージック 代表取締役 樋川 新一
  3.演習・協議「探究的な学習の過程で学ぶ総合的な学習の時間」
  4.発表   「探究的に学ぶ総合的な学習の時間の実践」
   30日 1.講義   「探究的な学習の過程で取り組む総合的な学習の時間」
             山形大学学術研究院 教授 野口 徹
  2.演習・協議「探究的な学習の過程で学ぶ総合的な学習の時間」

【講座の様子】

【受講者の感想】
・総合的な学習の時間の計画の仕方について根本的なことを学べたように思います。ただ単に調べて発表する
 だけでなく、課題を明確にして、子ども達が主体的に学べるような課題設定をしたいと思います。
・授業改善に役立つ講義と演習ができたことで、具体的にどんなことを実施すれば良いのかイメージすることが
 できました。一単元からでも、計画を見直して実施してみたいと考えています。
・課題の設定に困難さを感じたり全体計画の見直し方などが分からなかったりしたことが明確になったので、
 校内研修で情報を全教員で共有して総合的な学習の時間を見直しながら進めることができそうだと思いました。

B06 保健主事研修講座<一部指定>

 5月29日(月)保健主事研修講座が開催され、県内の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の新任保健主事49名が参加しました。午前は、浪岡養護学校 濱端美奈子 教頭先生による「保健主事の職務と役割」と題しての御講義、午後は、「学校保健活動の実践」~健康教育実践研究指定校として~と題しての4校種の方々による実践発表、「保健主事としての取組について」と題しての協議を行いました。不安や悩みを抱えながらも、職務の内容や役割についての理解を深められた様子でした。

     

    

【受講者の感想】
・保健主事の職務や、学校保健を推進していくキーパーソンとしての役割について学ぶこ
 とができました。また、実践している活動のお話をうかがったり、保健主事同士で課題
 や悩みを共有したりすることで、意欲も高まりました。
・今、目の前のこと、できることをすること、学校全体を見渡して活動を進めることなど
 大変参考になりました。
・そもそも保健主事とはなんだろう? 養護教諭との違いはなんだろう? といった疑問を解
 決することができ、保健主事の職務内容も明確にすることができた。
・今年度、初めて保健主事をやることになった同僚と悩みや情報を共有でき、勇気が出ま
 した。

D30 はじめてのMicrosoft Teams

5月30日(火)標記講座を開催しました。小・中・高から13名の先生方が受講され、OneNoteやFormsの基本操作、Teamsとの連携などについて学びました。

【講座の内容】
PowerPointによる動画作成
OneNoteの基本操作
Formsの基本操作
Teamsの基本操作
OneNoteとTeamsの連携
FormsとTeamsの連携


【講座の様子】

   

【受講者の感想】
・Teamsは校務(職員間の連絡等)で今後使っていきたいと思う。
・Teamsにあまり慣れていないのでどんどん活用していきたい。
・Teamsだけにとどまらず、パワーポイントやForms、OneDrive、OneNoteなど、実際に使う機能をまんべんなく学習できたので、とても有意義な講座でした。
・Microsoft365について授業事例や授業実践の方法も知りたくなりました。

C34 中学校技術・家庭科教育研修講座【材料と加工、生物育成】

 5月25日(木)、26日(金)標記講座を開催しました。技術分野を担当する中学校、特別支援学校の先生方が受講され、技術分野の授業づくりについて学びました。

【講座の内容】

1.講義・演習「技術分野の現状と課題」

2.実習「製品の設計・計画と製作 TincerCad,3Dプリンター活用」

3.演習・協議「技術の見方・考え方を働かせた授業づくり」

【講座の様子】

 

 

【受講者感想】
・受講してみて、技術としての教科の技能や指導力を改めて再確認できた。また、個人的な向上にも繋がったと感じている。 もし、次年度も本研修講座が行われるのであれば、特別支援学校及び特別支援教育における技術分野の内容についても講義していただけるとありがたいです。
・今回はとても有意義な時間になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
・技術科が教科指導にあたって置かれている現状を知ることができた。それによって、今までと同じような教材研究ではなく、新しい視点から臨まなければならないと感じた。より一層研鑽に励みます。
・今回の研修では、現在担当している学年で行う材料と加工の技術、生物育成の技術について、ICTの活用や様々な機械を活用し、楽しく実習を行いながら参加させていただきました。大人でも楽しめる内容を子どもたちにしっかりと伝え、これからの授業をより効果的なものへとしていきたいと思います。ありがとうございました。
・材料と加工の技術・生物育成の技術とも生徒に課題設定を意識づけたい。
・設計・製作時間は十分にほしい。

B08 中学校進路指導担当者研修講座

 5月26日(金)に11名の先生方が参加され、中学校進路指導担当者研修講座が開催されました。日程は以下の通りです。
 午前 講義 「進路指導の考え方と進路指導主事の役割」
 午後 講義・協議「自校における進路指導の課題と対策」
    協議・演習「自校における進路指導の進め方」
 意欲的に研修された先生方の評価やアンケートから、本講座を受講した目的が達成されたようです。以下は、アンケート記述の一部です。

・講座を通して、キャリアの視点に立って「生き方」指導を計画的に行っていかなければならないと痛感しました。進路が初めてということもあり、実務に追われる毎日ですが、入試関係や進路指導、出口指導などに偏ることなく、全教師を巻き込むマネジメントをしながら、子供たちの将来のことを一番考えていければと感じました。今日は貴重な研修になり勉強になりました。長内先生ありがとうございました。
・午前中の講義ではキャリア教育に関することがよくわかり、とても参考になりました。また、午後の協議においては他校の情報を知ることができたり、生かすことができそうなものもありました。演習についても、今後の進路業務をよりスムーズに進めることができそうになり、とても有効なものでした。受講目的は達成されました。ありがとうございました。
・講義の中でキャリア教育の視点で進路指導も考えなければならないというお話を聞き、高等部のない特別支援学校にとって、出口の指導だけが進路なのかと疑問に感じていたので、とても勉強になりました。また、中学校における高校受験に関する情報も聞くことができたので、とても参考になりました。

D09 今日から始めるいじめ対策研修講座

 5月19日(金)、今日から始めるいじめ対策研修講座が開催されました。受講者は、小学校8名、中学校7名、高等学校11名、特別支援学校12名、研究員2名、聴講者3名、合計43名でした。はじめに「いじめについての認識と理解」の講義を聴き、いじめの現状やいじめへの組織的対応について理解を深めました。また、「いじめの理解といじめ防止のための取組」の講義・演習を通して、いじめの早期発見や未然防止の方法や効果的なアンケートの実施方法ついての理解も深めました。いじめが見えにくい要因を考えたり、アンケート結果から気になる児童生徒をピックアップしたりする演習では受講者の熱心な話し合いが見られました。
【研修内容】
講義「いじめについての認識と理解」
 県教育庁学校教育課生徒指導支援グループ指導主事 山本 泰久
講義・演習「いじめの理解といじめ防止のための取組」
 上越教育大学大学院教授、いじめ・生徒指導研究センター長 高橋 知己

【受講者の感想から】
・児童がいじめ被害にあわないようにするために、教職員の組織的な対応について考えることができました。また、ハートフルリーダーとして、今後の進め方を理解することができました。 いじめアンケートがどうあればいいのか、大変勉強になりました。
・いじめ事案に対する組織対応の体制づくり、未然防止の具体的取り組みについて学ぶことができました。今後、勤務校の実態に照らし合わせ、実践を積み重ねていきたいです。
・講義は、はじめにこれまでの経緯を含めた基本的ないじめについての理解からはじまり、その後取組についての講義と演習という流れのおかげで、より理解が深まりました。グループで話し合った際、ちょうど小学校、中学校、指導主事、スクールカウンセラーとそれぞれの視点からの話を聞くことができ、大変参考になりました。発達段階によっても大きく違うことが分かったので、今後もこのような機会があればぜひ講座に参加していきたいと感じました。

D25 校内LAN講座[はじめてのネットワーク]

5月17日(水)標記講座を半日で開催しました。高・特の6名の先生方が受講され、IPアドレス等のネットワークに関する知識、ネットワーク構築演習、プリンタ等の資源の共有について学びました。


【講座の内容】
 第1章 IPアドレスとネットワーク機器
 第2章 PCのネットワーク設定

    

【受講者からの感想】
・実際に作業をしながら講義を受けることで、IPアドレスの役割やネットワーク設定についてよく理解できました。学校で新しいPCの設定もしなければならないので、今回学んだIPアドレスの設定や、プリンタとの接続についても役立てていければと思いました。
・LANケーブル加工作業も実施されたため、コツの学び直しができて助かりました。
・勤務している学校では、プリンタの設定をお願いされることが多く、分かっているような分かっていないような状態だったので、研修を受講して、設定のやり方を知ることができました。実際にIPアドレスやサブネットマスクの入力をして、設定ができたので学校でも出来るような気がします。

D15、D16特別支援教育新担当教員研修講座(前期)

   5月10日(水)、23日(火)に標記の講座が開催されました。
   小学校と中学校で初めて特別支援学級や通級指導教室を担当する教員116名が受講しました。
「特別支援教育の基礎・基本」や「保護者との関係づくり」の講義では、特別支援教育に関する基本的な内容について学びました。「障害特性に応じた指導」では、講義や協議を通して、担当している障害種の指導について理解を深めている様子でした。通級コースでは、協議後、実際に小学校で通級指導を担当している教員を講師としてお招きし、講義をしていただきました。通級指導のポイントや教材・教具の紹介など、具体的なお話を聞くことができ、明日からの授業の参考となったという感想が聞かれました。 

 

          

 

          

【受講者の感想】
・個別の支援計画と個別の指導計画の違いが分かりました。子供の実態把握に努めて、ニーズに合った自立活動を計画し、行っていきたいと思いました。
・自立活動が一人一人の子供にとって意味のあるものにするために、「障害による学習上・生活上の困難」をチームで検討し、発達の基盤を埋めていけるようにしたい。
・保護者とのより良い関係づくりのためには、受容と共感が大事であることが分かりました。態度、しぐさ、表情に気を付けて信頼関係を築いていきたいと思います。
・保護者の気持ちの背景を探ることが大切であるということが参考になりました。教師は保護者の思いを汲み取って信頼関係を結ぶことが求められていると感じました。
・実態把握・状況把握シート、課題分析シートを活用してみたいと思います。できている、もう少しでできそうだ、できていない、気になるところを細かく見て手立てを考える必要があるとわかりました。
・子供がとる行動は前段階に何か原因があることが分かりました。本人の特性以外にも教師側や周りの環境によっても反応が変わることが分かったので、子供のとる行動の裏側を考えられるようになりたいと思いました。

B09校内研修担当者研修講座(前期)

5月15日(月)標記講座を開催いたしました。
小・中・特別支援学校の先生方52名が受講され、実践発表や協議から、校内研修を活性化させるための手立てを考えました。
【講座の内容】
 〇講義    研修主任の職務
 〇実践発表
 〇演習・協議 校内研修の実践・活性化

【受講者の感想】
・今年度、初めて研修主任になり、何をしたらよいのか、どんなことをどのようにすべきなのか全く分からない状態だったので、自分の役割とは何なのか、これからの校内研修をどのように運営していけばよいのかが分かりました。様々な先生方をつないだり伝えたりする役割と分かり、少し気持ちが楽になりました。分からないことを職場の先生方にもたくさん教えていただきながら、頑張って取り組んでいきたいと感じました。
・校内研修をやるだけではなく、課題を見つけ、少しずつでも改善していく努力が必要だと分かりました。研修主任1年目ですが、前年度の取り組みを参考にしながら、より充実させるために工夫していきたいです。
・ICTを活用することで、時間を生み出したり研究を深めたりすることができそうだと感じた。実際に活用するには、準備等の課題があるが、チャレンジすることで新たな学びが生まれたり、よさが見えたりしてくるのではないかと感じた。そして、その成果が必ず学校課題の解決や教員の資質向上につながっていくと思うので、校内の先生方の協力を得ながら校内研を進めていきたい。

B17教務主任研修講座

5月17日(水)に教務主任研修講座が開催され、小学校21名、中学校26名、高等学校20名、特別支援学校4名の合計71名が受講しました。「教務主任に期待する」「教育活動と教育法規について」の講義の後、校種に分かれて「教務主任の職務について」の講義・協議が行われました。業務の進め方について確認するとともに、それぞれの学校の取組等について情報交換するなど、有意義な時間となったようです。

【講座の内容】

「教務主任に期待する」 県教育庁学校教育課長 嵯峨 弘章

「教育活動と教育法規」 県教育庁教職員課主任指導主事 小倉 民生

「教務主任の職務と役割」 平川市立大坊小学校 教頭 須藤 和貴 

             六ケ所村立泊中学校 教頭 安田 泰輔 

             県立大湊高等学校 教頭 田澤 和康 

             県立弘前第一養護学校 教頭 蝦名 博文

     

【受講者の感想】

・ミドルリーダーとしての心構えを学ぶことができました。教務主任として忙しいと感じるだけではなく、先生方のことをよく見て行動しないといけないと強く感じました。根気を強く持ち、これからも頑張っていこうと思いました。また、法規についてはこれまであまり意識してなかったので、しっかりと覚えていかなければならないと感じました。ありがとうございました。

・「こどもたちのためにあるのかどうかが、その教育活動を取り入れる視点として重要である」ということや、「心理的安全性の確保」という言葉が印象に残った。特に心理的安全性の確保という点については、これまではどちらかというと求める側だったが、教務主任として確保する立場に立ったということを実感した。

・実例を交えての講義だったので、自校で生かせることは何かという視点で講義を受けることができた。 また、グループ協議では、お互いに教務主任としての困り感を共有できたので、心のよりどころになったような気がする。

・具体的な職務についての講義では今まで漠然としてしか意識してなかった教務主任がすべきことについて、しっかりと意識することができました。PDCAのサイクルを大切にしていこうと思いました。また、多くの資料を頂戴し、とても参考になりました。今使っている時間割や週予定のソフトを見直し、より先生方にわかりやすいものにしていきたいと思います。また、協議では同じ教務主任の先生方とお話しすることで改めて仕事の大切さと大変さを実感することができました。様々なやるべきことがありますが、一人だけでやろうとせず、管理職や他の先生方に助けてもらいながら頑張っていこうと思いました。